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ソレイユ出版
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● わたしの宮沢賢治シリーズ

わたしの宮沢賢治

祖父・清六と「賢治さん」


著者: 「林風舎」代表 宮沢 和樹

賢治のことを誰よりもよく知り、
誰よりも理解し深く愛した弟・清六。
その清六は生涯をかけて、兄・賢治の作品を
世に出すために尽力した。
その孫である筆者は、イギリス留学から帰国後、
「林風舎」を立ち上げ、祖父の後継者として
活動を始める。
賢治はどのような思いを作品や言葉に込めたのか、
筆者が祖父から語り聞かされた事実の数々は
必読の価値あり!

定価:本体1400円+税

2021年1月30日 初版発行
小B6判・上製 本文216ページ
ISBN978-4-9910641-7-3 C0095

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賢治の弟の清六さんは、賢治の作品が世に出る大きなきっかけを作った方です。筆者・宮沢和樹さんは、その清六さんのお孫さん、子どもの頃より清六さんから、賢治のことについてたくさんの話を語り聞かされながら育ったそうです。祖父の影響を強く受ける中でイギリス留学から戻り、和樹さんはあたかも清六さんの後継者のように「林風舎」という会社を立ち上げ、賢治の作品の保存や管理の事業につかれます。
筆者が賢治を「賢治さん」と呼ぶ理由はなぜか。また、「雨ニモマケズ」の詩の真の読み方と、頻繁に出てくる「行ッテ」の真意、そして賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸せはあり得ない」(農民芸術概論綱要)が、「世界ぜんたいが」でなく「世界がぜんたい」である賢治の本意など、清六さんが孫の筆者に熱く語ったことは私たちも絶対に聞き逃してはならない内容に思えます。大伯父・賢治と祖父・清六さんへの深い敬愛と、敬虔な語り部としての気持ちが伝わってきて胸が熱くなる一冊です。

主な内容
著者プロフィール

1964年、岩手県生まれ。宮沢賢治の実弟・清六氏の孫。花巻市の中心部、JR東北本線花巻駅ちかくに「林風舎」を経営するほか、賢治作品やその精神を後世に正しく伝えるため、全国で開催される講演会や作品展示会などで話しつづけている。賢治の手書き原稿や絵、愛用していた楽譜、手帳などを展示する林風舎の1階フロアでは、賢治作品をモチーフにしたグッズを販売。2階フロアはカフェベースとなっており、コーヒーや紅茶、ケーキなどを楽しみながら、心ゆくまで賢治の世界にひたることができる。毎週日曜日には、クラシックやジャズのミニコンサートを開催。監修した本に「宮沢賢治 魂の言葉」(KKロングセラーズ刊)がある。

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